スタートアップスタジオとは?~日本でも広がるハリウッド型の起業家支援プロ集団

「スタートアップスタジオ(Startup Studio)」をご存知だろうか?

00年代後半から米国で普及し、現在世界で同時多発的に増えている新しい形態の起業家支援だ。

従来、起業家支援というと「資金面」での支援にばかり焦点が当たっていたが、このスタートアップスタジオは、大企業での経験を持つ各分野のエキスパートを用意し、プロジェクト単位で人的支援や大企業とのネットワーク支援を短期集中で支援する。

IBM、シティーグループを経て、自らハンガリーの首都:ブタペストでスタートアップスタジオのCOOを務めるアッティラ・シゲティ氏が2017年10月に執筆した著書「STARTUP STUDIO 連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団」を通じて、広くその存在を認知されるようになった。

この「スタートアップスタジオ(Startup Studio)」が今、日本でも拡大してきている。

博報堂グループのスタートアップスタジオ「クオンタム」

芝浦にオフィスを構えるクオンタム(QUANTUM)は、博報堂グループのリソースを最大限に活用しながら、プロダクト・サービス、事業を連続的に輩出している日本を代表するスタートアップスタジオのひとつ。

起業家に24時間オフィスを開放しており、現在約30名の起業家が利用している。

クオンタムには博報堂出身者を中心に約40人の社員が所属しているが、その専門は、プログラマー、法務、財務、広報など多岐に渡っている。

クオンタムは、オフィスの家賃や機材の使用料は取らず、代わりに開発やマーケティングなどの指導料を都度徴収する形をとっており、大企業との提携やベンチャーキャピタルからの資金調達が実現した場合も手数料を得ている。

当然、成長の見込めないプロジェクトからは支援を中止する厳しい判断が下される一方、短期集中でスタートアップ支援を行っている。

独立系スタートアップスタジオ「クロステック」

八重洲の東京建物本社ビル内に構える「クロステック(Xtech)」は、サイバーエージェントで多数の新規事業を立ち上げた西條晋一氏が代表を務めるスタートアップスタジオ。

技術顧問にはメルカリの最高技術責任者:名村卓氏も迎え、10社程度の支援を行っており、特にIoT、AI、ブロックチェーン、5Gなど最新テクロノジーを使った事業支援に力を入れている。

孫泰蔵氏が創業のスタートアップスタジオ「ミスルトウ」

孫正義氏の弟で連続起業家の孫泰蔵氏が創業したスタートアップスタジオが「ミスルトウ」だ。

特に大学教授など教育界から広く人材を集めており、2018年9月には東京学芸大学との間に包括的事業連携協定書を締結している。

平成31年4月には共同で「教育インキュベーションセンター(仮称)」の開所も予定しており、大学との連携により同時多発的にスタートアップ支援が進んでいくことが期待される。

私どもキュリオシティ株式会社は、国内スタートアップスタジオの状況にもキャッチアップしながら、有望ベンチャーとの独自ネットワークを構築してます。

CVCご担当者様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。